稲付城跡地へ
稲付城跡地(東京都北区)を訪れました。
戦国時代に名を馳せた太田道灌が築いたと伝わる城で、現在の静勝寺(じょうしょうじ)の境内一帯に存在しました。
じょうしょうじ…
違います笑
フットボール狂としての顔が覗きましたが笑、稲付城については「北区飛鳥山博物館」の記載が詳しいです。
徳川家康の命で廃城となり、遺構としては空堀が存在するそうですが、境内や周辺を少し歩いた限りでは確認できませんでした(おい
跡地に位置する静勝寺についてはWikipediaが詳しいです。
いつも説明が他力本願寺で申し訳ないですが、省ける部分は省いて更新のスピードを上げる戦略です。
さて、やや急な階段を上がると、森三中の大島美幸さんに似た地蔵が迎えてくれます。
「Instagram」でも複数人に「似てる」と言われたので、客観性をともないます笑
境内はコンパクトですが、清掃や剪定が行き届いており、穏やかな気持ちになれますよ。
正面に見える建物は「道灌堂」です。1735年に建てられ、道灌の座像が安置されています。道灌の命日である7月26日にちなみ、毎月26日に開扉されます。
知っていれば、26日に訪れたのですが…(調べろ
座像は以下のウェブサイトで見られます。
外からは何も見えない道灌堂よりも、隣の木に目を惹かれました。
本堂は風格が漂い、歴史の積み重ねを感じます。
本堂を正面として左手に道があり、普門堂や墓などに行き着きます。
南門から出ると、住宅地です。
後で調べると、私が入ったのは東山門でした。
なお、自宅からの距離は約26.83km、平均移動速度は22.3kmでした。
鎮守氷川神社へ
表現が適切か分かりませんが、エンターテインメント性が高い神社です笑
その象徴が「厄割玉(やくわりだま)」。200円を納めたら、一歩前進したい人は「黒玉」を、強い想いを持つ人は「赤玉」を、それぞれ岩に当てて割ります。厄を割る、すなわち厄を祓う儀式です。
い
ちゃんと、老若男女が投げて割れる硬さになっています笑
大欅も面白いですよ~。
御神木に向かって一礼、手を広げて抱き着き、目を閉じて心を安らかにして1分ほど呼吸し、一歩下がって深く一礼すると、“気”をもらえます。
ん?
木から気?!
木…きっとダジャレではないですが(当たり前)、つい反応してしまいました笑
幹の太さから分かるように、かなりの巨木です。
テッペンまで入った写真を撮り忘れていました…。
境内には8つの小社があり、見応えは十分です。
こちらは稲荷神社。他は浅間神社、弁天社、磯前神社、不動尊堂、天神社、三峰神社、古峯神社です。
富士塚にも登れます。
頂上には「撫で犬」が鎮座。母犬を撫でると安産、同じく子犬は子育て・子宝、同じく親子は家内安全の神徳に恵まれます。
表面はかなりツルツルしており、大勢に撫でられてきたのでしょう。
トイレがキレイ&オシャレだったのも印象的です。
和菓子の老舗が現代風にリニューアルした…みたいな見た目ですよね笑
鎮守氷川神社は交通安全でも有名なので、ステッカーを買って帰りました。
早速、ドロミちゃんのトップチューブに貼りましたよ。
凛々しいスサノオノミコトが危険から守ってくれるでしょう。
ステッカーを頂戴した巫女さんが可愛かったのも、忘れず記しておきます笑
実は鎮守氷川神社を訪れた後、「どうせなら、ロードバイクで訪れた神社では御朱印を頂戴しよう」と思い付きました(遅っ
いずれ再訪し、御朱印を頂きます。
旧豊多摩監獄表門へ
旧中野刑務所正門とも呼ばれる東京都中野区の有形文化財、旧豊多摩監獄表門を訪れました。
刑務所より監獄と書く方が恐怖を煽りますよね笑
旧豊多摩監獄は、1925年に治安維持法が制定されると、いわゆる「思想犯」が収容されました。Wikipediaによれば、「蟹工船」で知られる小林多喜二も1930年~31年にいたそうです。
その表門は、建築家の後藤慶二氏が設計。後藤氏の唯一現存する作品だそうです。様々な価値を有するため、曳家(=建物を解体せずに移動する)による保存が決まっており、残念ながら近くに寄れませんでした。
実は昨年11月5~6日に公開見学会が開かれており、まさに「後の祭り」です(苦笑)。
仕方なく、柵の間から全景を撮影しました。
移築のための工事道具ですかね、扉の奥に見えますが、もう少し整理整頓してほしいです。有形文化財なのですから。
上に貼ったリンクによれば、再公開は2026年度のようです。
このまま帰るのも味気なく、周囲を散策し始めると、すぐに平和の森公園の入口を見付けました。
ここから入ると、右側に立派で清潔なトイレがあります。
用を済ませ、何も知らずに中へ歩きましたが、とにかく広い!
こちらは「生け垣見本園」です。
そして、立派なトラック!
何人かが走っていましたし、芝生の上では子供向けの陸上教室(?)が行われていました。営利目的の使用は不可と書かれた看板が各所に立っていたので、ボランティアですかね。
「白鷺せせらぎ公園多目的運動場」では、野球の試合が行われていました。
「キリンレモンスポーツセンター」(中野区立総合体育館)には、大勢の親子がいました。何かの習い事か発表会ですかね。
広場や水遊び場、池、遊具などもあって、とにかくコンテンツが充実しています。
調べると、平和の森公園の敷地は5万4700平米にのぼります。
東京ドームの面積が4万6755平米ですから、その広さが分かりますね。
いかん、ベタに「東京ドーム●個分」という表現に頼ってしまいました笑
しかも、計算すると約1.17個分。中途半端な数字ですね(苦笑)。
それはともかく、近くに住む人々には最高の施設でしょう。老若男女を問わず、外でも中でも遊べるのですから。羨ましいです。
なお、自宅からの距離は約26.25km、平均移動速度は20.4kmでした。
やままさ醤油醸造所のレンガ塀へ
前回よりも、さらにマニアックなやままさ醤油醸造所のレンガ塀(東京都中野区)を訪れました。
幻想的な写真が撮れました笑
寄り過ぎたので、以下に全景を示します。
住宅街の小さな公園の一角を占める“明治の遺産”です。
詳しくは以下の写真や中野区のウェブサイトをご覧下さい。
www.visit.city-tokyo-nakano.jp
明治から大正にかけて、中野区では醤油の醸造が盛んだったとは知りませんでした。
ウェブサイトに記載された、新宿区西落合の胡麻油製造所跡も気になります。
Googleで検索してもヒットしないのですが…。
それはさておき、時を経たレンガに特有の落ち着いた色合い、印象的な窓や扉など、わざわざ見に来た甲斐はありました。
途中、交通量が多い車道の怖さを何度となく味わいましたが(苦笑)。
ちなみに、我が家からは往復で34.19km、平均移動速度は20.9km、高度の総上昇量は279mでした(いずれもGARMINによる測定)。
徳川綱吉御殿跡へ
今回は少しマニアックですが、徳川綱吉御殿跡(東京都練馬区)を訪れました。
寛永通宝を象った石碑が、住宅街にひっそりと建っています。
周辺に着いたら注視しないと通り過ぎます笑
さて、徳川綱吉は鷹狩を好み、この一帯に御殿を築いて滞在したそうです。
その跡地に2003年11月、練馬区が石碑を設けました。
それから約17年後の2020年10月11日、「徳川御殿鷹狩ショー」が初めて開催されました。
詳しくは主催者である「ニュー北町商店街振興組合」のウェブサイトをご覧下さい。
コロナ禍に屈せず、感染防止策を徹底しながら、一昨年に続き昨年も行われたようです。
2018年に始まった「下練馬宿まつり・将軍綱吉と練馬大根」も面白そうです。
地域の歴史を風化させないイベントは、とても重要ですよね。
秋まで覚えていたら、足を運んでみます(本当か
そうそう、特に書きませんでしたが、初めての遠出から「ドイター」の「トライアングルバッグ」をトップチューブに付けています。
ただ、ちょくちょく足に当たりますし、ボトルケージを付け足せないので、やがて外されてしまいます(苦笑)。
泊まるようなロングライドの時には便利ですし(願望に近いですが笑)、それまでは“待機”です。
かなり暖かくなり、ロードバイクで駆けるには絶好の時期ですが、花粉症という大敵も待ち構えています。薬+マスクで戦うにせよ、薬はダルさや眠気を誘いやすく、悩ましいです。
志村城址へ
名前の通り、志村氏が築いたとされますが、詳細は不明です。
日本の戦国時代が好きな人には「超」が付くほど有名な「地黄八幡」こと北条氏綱に攻め落とされた過去に、個人的には興奮します(おい
現在は本丸の跡地にマンションや小学校が、二の丸の跡地に熊野神社が、それぞれ建っています。
鳥居に至るまでに、ちょっとした坂を上ります。ロードバイクでは全く問題ないレベルです。
入って左手に「志村城跡」と書かれた石碑が立っています。
真っ直ぐ進むと、左手にオシャレな建物が見えてきます。
実は保育園なんですよ~。
保育園の先で、狛犬が待っています。
足を踏み入れて、目に付いたのは巨木です。
長寿に裏打ちされた気高さを感じます。
境内は決して広くないですが、絵馬殿が立派ですね。
「国家安穏」や「天下泰平」と書かれた鳥居の奥の建物は、何でしょうか。
神社内の建物に詳しくないため、以下も説明が不可能な建物です(苦笑)。
下の写真は、神事などに使う舞台ですかね。
マンションや小学校に紛れ、ひっそりと存在する神社ですが、私の後にもバイカーが来ました。
立派な神社も、小ぢんまりとした神社も、それぞれに“味”があって好きです。
余談ですが、帰りは舞台のような場所の横から敷地を出て、左に曲がったのですが、その先の下り坂が急過ぎて、思わずロードバイクから降りました(汗
上りよりも下りの方が圧倒的に怖いですよね…。
石神井城跡へ
東京都指定の史跡に石神井城跡があります。
概要は練馬区のウェブサイトをご覧下さい↓
NAVITIMEに導かれるまま、まず辿り着いたのは氷川神社です。
もう少し近付いて…
ここが入口です。写真の左側に進むと駐車場があり、ドロミちゃんを停めて散策を始めます。
汚れ、濁った心を洗いまして笑、本殿を眺めます。
この右手に進むと、石神井城跡に至ります。
残念ながら、土塁や空壕は非公開。柵の外から眺めるしかありません。
夕方でしたが、冷え込んでいたため、池の一部は凍っていました。
水面に写り込む空が美しい(感嘆
鳥が優雅に泳いでいました。
三宝寺池を巡ると、遠くに建物が見えました。
厳島神社です。Wikipediaによると、全国には約500の厳島神社が存在し、最も有名な広島県廿日市市の厳島神社が「総本社」と位置付けられます。
厳島神社の反対側には、穴弁天(宇賀神社)が佇みます。
普段は閉じられており、4月の例大祭で公開されるそうです。
氷川神社や三宝寺池は石神井公園を形成する一部と後で知り(おい)、三宝寺をはじめ周辺の寺社仏閣、史跡を見ずに帰ったのは悔やまれます。
往復で19km弱と近いので、また訪れます。