旧豊多摩監獄表門へ
旧中野刑務所正門とも呼ばれる東京都中野区の有形文化財、旧豊多摩監獄表門を訪れました。
刑務所より監獄と書く方が恐怖を煽りますよね笑
旧豊多摩監獄は、1925年に治安維持法が制定されると、いわゆる「思想犯」が収容されました。Wikipediaによれば、「蟹工船」で知られる小林多喜二も1930年~31年にいたそうです。
その表門は、建築家の後藤慶二氏が設計。後藤氏の唯一現存する作品だそうです。様々な価値を有するため、曳家(=建物を解体せずに移動する)による保存が決まっており、残念ながら近くに寄れませんでした。
実は昨年11月5~6日に公開見学会が開かれており、まさに「後の祭り」です(苦笑)。
仕方なく、柵の間から全景を撮影しました。
移築のための工事道具ですかね、扉の奥に見えますが、もう少し整理整頓してほしいです。有形文化財なのですから。
上に貼ったリンクによれば、再公開は2026年度のようです。
このまま帰るのも味気なく、周囲を散策し始めると、すぐに平和の森公園の入口を見付けました。
ここから入ると、右側に立派で清潔なトイレがあります。
用を済ませ、何も知らずに中へ歩きましたが、とにかく広い!
こちらは「生け垣見本園」です。
そして、立派なトラック!
何人かが走っていましたし、芝生の上では子供向けの陸上教室(?)が行われていました。営利目的の使用は不可と書かれた看板が各所に立っていたので、ボランティアですかね。
「白鷺せせらぎ公園多目的運動場」では、野球の試合が行われていました。
「キリンレモンスポーツセンター」(中野区立総合体育館)には、大勢の親子がいました。何かの習い事か発表会ですかね。
広場や水遊び場、池、遊具などもあって、とにかくコンテンツが充実しています。
調べると、平和の森公園の敷地は5万4700平米にのぼります。
東京ドームの面積が4万6755平米ですから、その広さが分かりますね。
いかん、ベタに「東京ドーム●個分」という表現に頼ってしまいました笑
しかも、計算すると約1.17個分。中途半端な数字ですね(苦笑)。
それはともかく、近くに住む人々には最高の施設でしょう。老若男女を問わず、外でも中でも遊べるのですから。羨ましいです。
なお、自宅からの距離は約26.25km、平均移動速度は20.4kmでした。