Idmatchを受けました
ロードバイクに乗り始めた2021年12月28日から3年8カ月近く経ちますが、ずっと言語化できない違和感がありました。クリートの位置、サドルの形状や高さ、位置、ステムやクランクの長さ、ハンドルの幅や高さーーどれも「なんとなく」で決め、細かく調整していませんでした。「機材に身体を合わせる」。文字の並びは玄人のようですが、ずっと腰痛と戦っており、ただの怠惰に他なりません。
蓄積された知見を基に、客観的な助言を得られる有料のフィッティングに関心はありました。自分なりに調べて「Idmatch」「Retül Fit」「ACTIVIKE」の3択まで絞り込み、最終的にチームメイトが勧めるIdmatchに決定。2025年8月17日、埼玉県蓮田市の「サイクルショップ スフィーダ」を訪れました。
担当はYouTubeのIdmatchに関する動画に何度か出ている片桐氏です。撮影も快く許可してくれました。
まず、アンケートに回答します。私が抱える悩みは①高いパワーを出し続けると腰の右側が痛くなる②同じ状況で時折、左膝の裏が痛くなるーーの2つで、そのまま書きました。

並行して、片桐氏が預けたバイクのセッティングを確認。専用の機器に乗る際、その数値が反映されます。
アンケートを書き終えると、靴を脱いで身体計測です。床に1〜3の番号が書かれており、指示された場所に立ち、身長や体重、肩幅、手の長さ、股下、足の大きさ、柔軟性などを片桐氏が調べます。
失敗したのは、両手を前に出し、掌を合わせた状態での前屈です。見栄で少しでも柔らかく見せようと思った結果、腰に電撃が走りました。ギックリ腰の手前くらいになってしまい、動けるものの、鋭い痛みに苦しめられます(苦笑)。
身体計測が終わると、クリートの位置を修正してくれます。私は脹脛が攣りやすく、自分なりに調べて「クリートの位置を限界まで下げておくと、抑制効果がある」と読み、両足をそうしていましたが、当然ながら適正な位置は異なり、さらに左右で5mm違いました。


片桐氏は「足とクリートの位置が合っていない
ため、左足が引っ張るようなペダリングで、対角線上の腰の右側が痛むのではないか」と分析します。示されたデータも含めて論理的で、素直に頷けました。
いよいよ、ハンドルとサドル、ペダルが取り付けられた機器に乗ります。

ケイデンスは60〜70の間で、10〜15分ほどペダルを回すように指示されました。ケイデンスは機器に備えられた画面に表示されます。普段、ワークアウトでは90以上を意識しているため、70を超えないようにするのが難しいです。「慣れたら前を向いて下さい」と言われますが、頻繁に目線を下げてケイデンスを確認しました(苦笑)。
ペダルを回していると、サドルとハンドルが上下や前後に動き、最適化されていきます。思ったより細かくは変わらず、私の場合は5回くらいでしたかね。きちんと数えておけばよかったです。
10〜15分は意外と長く、汗がポタポタと機器に垂れます。恥ずかしく、申し訳なく、謝りました。
果たして、ポジションがどれくらい変わるのか。大きく変わる人もいれば、ほとんど変わらない人もいるのは、事前に調べて把握しています。細かく調整し、ベストを追求してきた方は、システムが導く数値と近いですよね。尊敬するYouTuberのにんにん氏も、Retül Fitを受けた時にそうでした。
私は、片桐氏によると「結構変わります」。サドルは高さが775mmから768mmに下がり、2mm前進。ハンドルは5mmのスペーサーを取り、位置が下がりました。


シューズのクリートもバイクのポジションもmm単位の調整で、どれほど体感が変わるのかと思われるでしょうが、走り出せば明確に違いが分かります。

端的に言うと、バイクとの一体感が高まりました。足を回しやすい上、ペダルを踏み込んだ時に力が均等に伝わる印象で、ハンドルまでの距離や角度が変わったからか、ブラケットポジションが快適です。なんとなく感じていたチグハグさが消え、全身でバイクを動かせているようにも思えます。
残念ながら道中は平坦ばかりで、長時間に亘り高いパワーを出し続けたり、ヒルクライムしたりはできていません。あくまでも短時間でのファーストインプレッションです。
とはいえ、愛車の乗り心地は1年半余りを経て熟知していますし、プラシーボ効果とは思えません。乗り込むうちに、よりポジティヴな効果が表れると信じられます。
3万3000円は決して安くないですが、多くのデータや“気付き”を得られますし、それだけの価値があるのではないでしょうか。セッティングが変わってパフォーマンスが悪化した時などに再びフィッティングを受けられる、2回分の料金ですしね。
自業自得ながら腰の状態が芳しくなく、当分は高強度で走れそうにないですが、回復したらヒルクライムで真価を探ります。
結果が出ても出なくても隠さず書きますので、そちらも参考にして頂けると幸いです。