白銀平展望台へ
5月8日に白銀平(しろがねだいら)展望台(埼玉県日高市)を訪れました。
自宅からは約36.5km。終盤に急坂が待ち構えており、初めてのヒルクライムです。
事前にGoogleで検索して調べたものの、ロードバイクで臨む人は少なく、どれほどの難易度か分かりません(苦笑)。
迎えた当日は曇天。所沢市、狭山市を通過して日高市に入り、緩やかに上っていきます。足への負担は少なく、「登坂の前にガス欠」という失態は避けられそうです笑
やがて、明らかに「ここからだ」と覚悟せざるを得ない雰囲気の“入口”に至ります。
たまたまANCHORのロードバイクに乗った男性が前方から来たので、思わず話しかけました。
「ロードバイクに乗り始めて半年未満で、初めて来ましたが、この先は過酷ですか」と。親切にも男性は「かなりキツいと思います。早めに最も軽いギアに切り替えた方がいいですよ」と助言してくれ、颯爽と去っていきました。
当時はサイコンを持っておらず、どれくらいの勾配でどのギアを選ぶべきか、そもそも何%からツラいと感じるかなどを把握していません。
とにかく無理せず、臨機応変に振る舞うと決めて走り出しました。
しばらくは問題なく進めたのですが、やがて悟ります。
「これ…舗装路じゃなくて、山道じゃね?」
いつの間にか下はコンクリートの比率が減って砂や土に変わり、木々が生い茂るがゆえに水気を含んで滑ります。しかも、細い。
デリケートなコントロールを求められつつ、勾配は増していきます。
そして“エンジン”は限界を迎えました。
初めての“足着き”です。
振り返っても、突破できる気がしません…。
これでも元セミプロのフットボーラー、衰えても心肺機能や筋力は並以上だと過信して生きてきましたが、完膚なきまでに鼻っ柱を圧し折られました笑
まるで違うスポーツなのですから、当たり前ですよね。
謙虚に学ぼうと心に刻みました。
最後はドロミちゃんを押して上がり、白銀平展望台に到着です。
残念ながら空は雲に覆われていたものの、絶景を楽しみました。
その後は入間市の実家に立ち寄り、サンドイッチを強奪して(やめろ)、夜になる前に帰りました。
走行距離は76.77km、過去最長記録です。