不惑にしてロードバイクに乗り始めた男の備忘録

パートナーはCorratecのDOLOMITI DISC(2022)、通称「ドロミちゃん」とCerveloのSOLOIST(23〜24)、通称「百式」です。

第20回Mt.富士ヒルクライムをデータで振り返る

時間が経つにつれて悔しさが募る第20回Mt.富士ヒルクライムをデータで振り返るとともに、次回に向けた課題をまとめます。

 

まず、データを画像で掲載します。

 

f:id:kuya1026:20240604111831j:image
f:id:kuya1026:20240604111844j:image
f:id:kuya1026:20240604111829j:image
f:id:kuya1026:20240604111840p:image
f:id:kuya1026:20240604111834j:image
f:id:kuya1026:20240604111846j:image
f:id:kuya1026:20240604111837j:image

 

次に、それぞれを精査します。

 

平均スピードは17.7km/h、最高速度は35.9km/hでした。シルバーリングを獲得するためには平均スピードを19〜20km/hに上げなければなりませんし、終盤の平坦に近い区間で記録した最高速度も理想とされる40km/hと乖離しています。単独で突入してしまったのが痛恨で、誰かと牽き合えたら嵩上げできたでしょう。

 

心拍は平均が168bpm、最大が187。普段、負荷が高いワークアウトや実走での平均は170台、最大は190台で推移しており、数値が「シルバートレインから脱落して心が折れ、楽をしたな」と叱責してきます(苦笑)。思い当たる節しかございません。

 

レーニング効果は、有酸素が4.5。この最大値は5で、0.5も足りないのですから、心拍と同様に自分の弱さが示されています。

 

平均パワーは224W、正規化されたパワーは229W。体重はカーボローディングで増え過ぎてしまい、恐らく66kg台だったので(来年の反省材料)、正規化されたパワーで算出するPWRは約3.47倍。富士ヒルはスタート地点の標高が約1000mで、そこから2300mくらいまで上るため、普段より1割はパワーが出ないとされます。その分を補正すると約3.82倍。直近の平坦路での実走によるFTPは258Wで約3.9倍、同じくIntervals.icuによるeFTPは262Wで約3.97倍ですから、全く足りていません。

 

恐らく、これが最大の課題であり、伸び代です。上記のFTPは全て20分間に亘り維持したパワーを基にした推定。シルバーリングの目安となるPWRは平地で約4.2倍とされ、制限時間は75分未満ですから、私が身に付けるべきは75分間を4.2倍以上で走れる持久力です。

 

もしかしたら、1月末に左足親指を骨折し、1カ月間の強制休養を余儀なくされていなければ、可能だったかもしれません。どうしても考えてしまいますが、無意味ですね。

 

ケイデンスは平均が84、最高が120。数カ月前から、できるだけケイデンスを上げて筋肉の疲労を抑えようと努力してきた成果は表れました。以前は普段で80台、ヒルクライムだと60〜70台に落ちていましたからね(苦笑)。

 

その他の画像では、各数値の推移や滞在時間などを把握できますが、説明は割愛します。ただ、やはりパワーが出ていませんね。

 

データを踏まえた結論は、繰り返しになりますが、「パワーを長く維持する力の不足」。第21回を視野に、TREINAERROADを使って徹底的に伸ばしていきます。

 

加えて、ヒルクライムの経験不足も痛感しました。富士スバルラインを定期的に駆け上がれれば理想的ですが、さすがに埼玉県から通うのは難しく、距離や勾配が似た「都民の森」を毎月1回は走るつもりです。あるいは、実家を拠点に飯能市周辺の名所を攻める回数を増やします。

 

レーニングと実走を重ね、FTPを270Wに上げ、体重は64kg以内に抑えれば、来年はPWRが4.2で本番を迎えられます。そして、必ずシルバーリングを手に入れます。

 

私には互いに「同志」と呼び合う女性がいます。昨年に続き今年も富士ヒルに挑戦し、ついにブロンズリングを獲りました。来年は見送り、2年後にシルバーリングをゲットする計画だそうです。同志はライバルでもあり、絶対に負けられないので、シルバーリングの保有者として待ち構えます。